JUGEMテーマ:いぬのきもち

*前回は《パピートレーニング》のうち、最初に覚えてもらいたい

 『トイレトレーニングの基本』をお伝えしました。

 今回は、『トイレトレーニング』の最中に、飼い主様からいただいた

 幾つかのご質問と、その答えについてお伝えしていきます。

 

*《トイレトレーニング》の最後に、“こんな時はどうすればいいの?”等、の質問に対し、
 実際にお話しした事例をいくつか紹介しておきます。参考にしてください。
『コングをうまく活用するためには?』
*コングの中に食べ物を詰め、愛犬に与えれば、コングは報酬としてとても便利に使えます。
 コングの奥に入った食べ物は、簡単に取り出せないので、愛犬は舐めたり囓ったり・・・
 取り出すことに必死になり、体力・知力を使うのと同時に噛む欲求も満たされます。
 ナゼか?・・・愛犬にご飯をあげるとき“フードボール(お皿)”を使うことがほとんどですね?
 理由は?・・・分りませんね!何となく!でしょうか?・・・
 “フードボール”ではなく“コング”でご飯をあげれば、愛犬は“コング”が大好きになり、
 トイレトレーニング・ハウストレーニング・留守番トレーニング等々に大活躍します。
 目的に併せ複数の“コング”をうまく使い分けることで、トレーニングにはもちろん、愛犬の
 ストレス発散にも役立ちます。パピーの頃から、是非とも“好き”にさせたい一品です。
『トイレを失敗したらどうすれば良いの?』
*トイレトレーニングに失敗はつきものです。失敗したものをかたづける際は“落ち着いて
 黙々と処理をする”こと。慌てて「ダメじゃな〜い!」とか言いながら処理をすると、
 愛犬は「飼い主様が楽しんでいる」と勘違いしてしまう恐れがあります。また本気で叱ったり
 すると、「トイレをすると飼い主に叱られる」と学習してしまい、飼い主の見えない所で
 トイレをしてしまう可能性も・・・
 トイレの失敗には、報酬(慌てて声をかける)も罰(本気で叱る)用いません。
 あくまでも黙々と、愛犬に関心を示さずに処理しましょう(これ自体が罰になることもあり
 ます)。
『トイレシートを噛んじゃうんですけど・・・』
*トイレトレーニングで、最も多い困り事です。基本的な解決方法を言えば、愛犬の“遊びたい
 ・運動したい・噛みたい欲求を満たしてあげること”なのですが、それをやっても、中々
 うまくいかないことも事実です。
 トイレシートを噛んだら《その行動は間違っているよ!》の合図を送り、その行動を止めたら
 噛んで良いオモチャ(コング)に誘導する方法もあります。が・・・留守番時に事件も・・・
 最終手段は“トイレトレー”の活用です。最終的には無駄になること覚悟で、複数(3〜4個)
 用意して、それをトイレシートに見立ててトレーニングを行います。
『愛犬の活動スペースには要注意』
*トイレトレーニングのステップアップや、室内フリーに向けた最終段階に向かうまでの過程で、
 愛犬の活動スペースに、愛犬にとって危険なものは置かない!が鉄則です。
 特に感電事故の可能性がある、電気コードは要注意。カバーをかぶせたり、ペットフェンスで
 ガードしたり、最悪でもコンセントを抜いて通電させない等の対応をします。
 厳しいことを言えば、愛犬が噛んではいけないものを噛んでイタズラをするのは、噛んでは
 いけないものを教えられていない、もしくは、愛犬の届くところに置いてしまっている
 飼い主の責任です。
 愛犬は飼い主、飼い主家族の匂いが付いているものが大好きです。大好きなものは口に咥え
 カジカジ!その被害に遭う代表は・・・靴・スリッパ・靴下・・・“噛んではいけないもの”と
 教えるのも良いのですが、古くなったものは「愛犬にオモチャとしてあげちゃう!」という
 発想の転換もありです。
 愛犬が必死に食らいつき、バラバラにする様子に、「犬としての真の姿を見る」こともでき、
 楽しい発見にもつながります。

 

*いかがでしたか?

 《トイレトレーニング》成功の秘訣は、トイレ成功の回数を増やすことです。

 色々工夫して、楽しく成功させることも、飼い主様の腕次第ですね。

 

 次回は、《パピーのお悩み》で『トイレ』の次に多い・・・『甘噛み』に関して

 触れていきます。どうぞお楽しみに。

JUGEMテーマ:いぬのきもち

*前回は、パピーでも成犬でも必ず行う【トレーニング実践〜基本編〜】を

 お伝えしてきました。今回からは、カテゴリーを区分していきます。

 その第一弾は【パピートレーニング編】です。

 

ァА撻肇譟璽縫鵐絢汰 〜パピートレーニング編〜 】
*【パピートレーニング】において、最も大切なことは《社会化トレーニング》です。
 極端な話し、これさへ十分に行っておけば(社会化)その他のことは後回しにしても良い!
 ぐらいの位置づけです。
 《社会化トレーニング》に関しては、前項で触れていますので、ここでは“それ以外で
 パピーの時期に行っておいた方が良い”トレーニングの実践について触れていきます。
ァ1:《ケージ内での過ごし方〜トイレトレーニング》
*愛犬の生活スペースは、最終的に飼い主様と同じ・・・いわゆる“室内フリー”を目指したい
 ものです。が・・・迎入れたばかりのパピーを、いきなり“室内フリー”にするのは飼い主及び
 愛犬にとっても、様々なストレス要因になりかねません。
 なので、パピー犬を迎入れ、必要なことを学ばせながら、徐々に愛犬の活動スペースを広げ
 ていく方法を考えていきます。
〈ケージ内の環境整備〉
*ケージの大きさですが・・・縦60〜120cm・横200〜300cm程度の広さを確保します。
 ケージ内の片隅にクレートもしくは愛犬用のベッド等、愛犬がくつろぐスペースを確保。
 (移動や緊急避難時に対応しやすくするために、クレートを用いた方が将来的に楽です)
 水飲み場は、くつろぐスペースのそばに設置します。
 問題のトイレスペースは・・・くつろぐスペースの対極、最も離れた場所をゴールとして目指し
 ます。
 トイレトレーニング成功の秘訣は、『どれだけ多く成功させられるか?』です。なのでトレー
 ニングの初期段階では“成功させるための工夫”として、できるだけ広いスペースにトイレ
 シートを敷き詰めてしまいましょう(ケージ内の半分以上)。
 最初、何も分らない愛犬にとって、水分を吸収しそうな場所は、トイレと認識してしまう恐れ
 があります。なので、フカフカのカーペット・絨毯の上に(そばに)トイレスペースを設ける
 ことは避けましょう。
 同時に、愛犬が楽しめるような“噛んで遊ぶオモチャ”を用意します。お奨めはコング!
 ただしコングをそのまま与えても、愛犬はたいして喜ばないので、愛犬がコングを好きになる
 ように工夫してから与えます。その他、噛んで良いオモチャを幾つか準備すると良いでしょう。
〈トイレトレーニングの手順〉
*愛犬をパピーから迎えた場合、愛犬の初期の生活はケージ内が中心になります。
 もちろん、迎入れた愛犬に、室内を散策させたり、一緒に遊んだりすることは構いませんが、
 長時間それを放置すれば、室内のどこかに粗相を・・・
 そんな事故を防ぐために、概ねの目安として「2時間ルール」を設けてみます。トイレを
 済ませたら、2時間ほどはフリーでOK!2時間経過したらケージに入れてトイレを済ませる
 まで、扉を閉めておきます。
 愛犬をケージに入れる際、無理矢理連れて行くと“ケージに対して嫌なイメージ”をつけて
 しまう恐れがあります。なので、オヤツやオヤツを積めたコング等を活用して、愛犬自らの
 足でケージに入るよう誘導します。その時に『ハウス』の合図で誘導し、うまく入ったら
 『イイコ』の褒め言葉でクレート内にコングを置けば、同時に〈ハウストレーニング〉も
 進められます。
 愛犬をケージに誘導し、扉を閉めたら・・・トイレを済ませるまでは、愛犬に関心を示しません。
 「ケージから出して!」「遊んで!」と騒ぐ場合があるかも知れませんが、それに応えて
 しまうと「騒げば望みが叶う(要求吠えにも繋がる)」ことを学習してしまうので、(心を
 鬼にして)完全無視を決め込みます。ケージから出すことはもちろん、声をかける!愛犬の
 方を見ることもダメ!
 このことで『愛犬が人間社会で安心・安全に生活する』ために、時には『諦め・我慢』が
 必要になることも学んでもらいます。
 しばらく待って、見事にトイレスペースで成功したら、その瞬間を捕らえてメチャクチャ
 褒めます。オヤツを用いてもOK!無事にトイレを済ませれば、また一定時間ケージから解放
 しても大丈夫です。
 慣れてきたら、トイレの最中に「トイレ!トイレ!」や「ワンツー!ワンツー!」等の合図を
 入れることで『かけ声に合せてトイレを済ませる』ことも可能になります。
 ケージ内での成功体験を積ませながら、トイレシートを減らしていき、トイレスペースを
 限定していきましょう。
 愛犬がケージ内のトイレを認識したら次のステップ。
 ケージの外側にペットフェンスを設置して、活動スペースを広げます。最初はケージの1.5倍
 程度で様子を見ます。しばらく様子を見て、愛犬が自分の足で歩いてケージ内のトイレで
 用を足せれば合格!ペットフェンスで仕切った活動スペースを段階を踏んで広げていきます。
 もちろん、ケージ内でのトイレが上手に出来るようになり、飼い主の判断でペットフェンスを
 使う段階を飛ばしても構いませんが、飼い主が愛犬の様子をよく観察して、トイレの気配を
 感じたら、すぐにケージに誘導することを忘れずに。
 トイレトレーニングの成功の秘訣は、何よりも数多くの成功体験を積ませ、たくさん褒める
 ことです。

 

*今回は、トイレトレーニングの基本に関してお伝えしました。

 参考になりましたか?

 次回は、トイレトレーニングの際にいただく質問と、その時

 お答えしたことをお伝えしていきます。

 お楽しみに。

 

JUGEMテーマ:いぬのきもち

*前回から《トレーニング実践〜基本編》についてお話ししています。

 最も大切な【ベーストレーニング】に関してお伝えしましたが、

 今回は、【基本動作】はなぜ必要なの?〜【間違った行動をマークする】方法

 までお伝えしていきます。

 チョット長いけど、頑張って目を通してください。

ポッキー!バイバイ!・・・

基本動作を覚えると、こんな応用も出来るように・・・

こんなことが出来ると・・・本当に可愛いです!

 

ぁ2:《基本動作のトレーニング》
*これは飼い主の基本的な役割である『愛犬が人間社会で安心して安全に生活が出来るように
 ルールを教える』ことを目的に、“一定程度の行動をコントロールする!”もしくは、
 “飼い主が教え、愛犬が教わるためのコミュニケーションツールを作る”トレーニングです。
 例えば、飼い主が愛犬の排出物を処理するときに愛犬は『オスワリして待つ』とか、病院や
 ドッグカフェでは『フセをして穏やかに待てる』とか、愛犬をフリーで遊ばせている時に
 『オイデの言葉で呼び寄せることが出来るようにする』 等々 愛犬の安全・安心を担保
 するために必要と考えています。
 具体的なトレーニング方法は、別紙にて紹介しています。
 〈基本動作のトレーニング〉は、全て〈オペラント条件付け〉の【正の強化】を用います。
行動の結果⇒良いことが起きた(増えた)⇒行動の出現頻度が上がる⇒【正の強化】
「“オスワリ”の合図で“オスワリをした”ら“オヤツが貰えて嬉しい”・・・行動が強化される」
 ごく稀に、基本動作を【負の強化】で教える情報を散見します。
行動の結果⇒嫌なことが無くなった(減った)⇒行動の出現頻度が上がる⇒【負の強化】
「首輪をつかみ上に引き上げると、犬が腰を落としオスワリの体勢をとる。その瞬間に首輪を
 離し、楽にさせる」や「犬を上から押さえ込み、無理矢理フセの体勢をとらせ、その体勢を
 維持させて押さえ込みから解除する」等 目的の動作をとったら苦痛から解除することで
 その行動を強化?(強いる)する方法です。
 飼い主と愛犬との関係を(いまだに)“主・従”で捕らえる方に多く見られる発想方です。
 
 一般の家庭犬においては、“主・従”ではなく、“信頼”そして“協力・協調”の関係を
 築いていくことがベストです。そこには笑顔・癒やし・幸福がイメージされます。
 なので、愛犬のトレーニングは『飼い主も愛犬もお互いが笑顔で楽しく』進めていくために
 【正の強化】を基本的に用います。
ぁ3:《“その行動は間違っているよ”の合図》
*愛犬のトレーニングは『お互いが笑顔で楽しく』が基本ですが、『愛犬の安全・安心』を
 守るためには、必要に応じて“愛犬にとって嫌なこと”を行わなくてはならない場面が
 あります。
 室内で愛犬にとって危険なもの・・・電気コード・コンセントを囓ったり、どうしても囓られ
 たくないけど、動かせないもの・・・テーブル・ソファーを囓ったり・・・等々の行動に関して
 その行動を阻止する必要が生じます。またお散歩中の拾い食いも危険なので、阻止したい
 ことの一つです。
 本来はそのような“お困り行動”も、【正の強化】を使いながら別の行動に導いていく方法が
 望ましいと思うのですが、愛犬の危険に際しては、そんな悠長な対応はできません。
 そんな場面を想定して、あらかじめ『その行動は間違っているよ』の合図を学習させて
 おきます。
 その方法を具体例で示します。・・・「愛犬がテーブルの脚に齧り付いた」
イ:愛犬とテーブルの間に飼い主が割り込みます。
ロ:飼い主は状態を前屈みにしながらすり足で「アッアッアッ」と低いトーンで発声しながら
  愛犬を後方に追い込みます。
ハ:愛犬が(驚いて)飼い主の顔を見上げる、もしくはオスワリの体勢をとったら終了します。
 ポイントは、“前屈み”で威圧を、“低いトーンの発声”でネガティブなイメージを愛犬に
 伝えていきます。
 これは、自分(愛犬)がとった行動の直後に、嫌な状況(威圧・ネガティブ)が発生した
 ので、その行動の出現頻度が低くなる・・・【正の弱化】を用いています。
行動の結果⇒嫌なことが起きた(増えた)⇒行動の出現頻度が下がる⇒【正の弱化】
 トレーニング初期の段階では、飼い主の行動+発声を併せて合図として使いますが、慣れて
 くれば発声だけで行動を阻止することが出来るようになります。
 【正の弱化】を用いて、愛犬の行動を導いた場合、すぐに【正の強化】を用いて、別の行動
 (望ましい行動)に導いていきます。
 上記「愛犬がテーブルの脚に齧り付いた」例では・・・
 『その行動は間違っているよ』の合図で愛犬が飼い主の顔を見上げました。すぐに笑顔・
 明るい声のトーンで「イイコ」と褒めます。前に触れた〈ベーストレーニング〉がきっちり
 入っていれば、立派な報酬になります。可能であれば、オヤツの報酬を加えることで、更に
 効果を高めましょう。
 そして、“噛んで良いオモチャ(コングを有効に使うことがお奨め)”を与え「これなら
 噛んでいいんだよ!」という別の選択肢を示してあげます。
 【正の弱化】を含め、愛犬にとってネガティブな状態で行動の修正を行っていく場合、大切
 なことは“ネガティブのまま終わらせない”ことです。ネガティブなまま終わらせてしまう
 と、愛犬にとってトレーニングは苦痛になり、飼い主の笑顔にも繋がりません。
 ネガティブの後は【正の強化】等を使って、必ずポジティブ・楽しいイメージを作って
 トレーニングを終了させます。

 

如何でしたか?少しでも愛犬との生活に生かせるかな?

次回からは、更に具体的な事例を参考に・・・

まずは、《パピートレーニング》から始めたいと思います。

お楽しみに!・・・

 

 

JUGEMテーマ:いぬのきもち

 

*さて、前回までは、犬と向かい合うための基本的な事を中心に

 考えてきました。

 今回からは、いよいよ【トレーニング実践】に触れていきます。

 まずは、パピーでも成犬でも必ず行っていく、基本的なトレーニング方法

 から触れていきます。

 

ぁА撻肇譟璽縫鵐絢汰 〜基本編〜 】
*この基本編では、具体的なお困り行動を修正していくにあたって、『飼い主と愛犬との関係を
 再構築する』『お互いのコミュニケーションツール(のようなもの)を学ぶ』ことを目的と
 しています。
 パピー犬であれ、成犬であれ、全ての飼い主と愛犬に行ってもらうトレーニングです。
 トレーニングを進める中で“オヤツ”という言葉が頻繁に出てきます。愛犬に行動を教えて
 行く場合《望ましい行動には報酬を与える》《望ましくない行動には報酬を与えない》ことが
 基本です。“オヤツ”は数ある報酬の中の一つで、最も簡単に行動を覚えさせるために有効な
 ツールと認識してください。
 日本の方には「オヤツを使ったトレーニング」=「餌で釣る」=卑しい・・・イメージを持つ方
 が見られますが、動物愛護の進んだ外国に置いては“トリーツ”という呼び方で、当たり前に
 使われています。
 ただし、トレーニングの最中にはたくさんの“オヤツ”を使うので、1回に使用する“オヤツ”
 の量は大切です。一般的な室内犬(中・小型犬)であれば、1回に使用する“オヤツ”の量
 (大きさ)は、『小指の爪の1/4程度』でしょうか?
 「お腹すいたでしょ!3時のオヤツにしようか?」と言って、ジャーキーを1本あげる!
 そのような使用目的とは全く異なるので注意してください。
ぁ1:《愛犬が飼い主に楽しく注目するために》
*飼い主が愛犬に最も覚えてもらいたい“言葉”は・・・『名前』ですね。名前を呼んだら愛犬が
 振り向く!欲を言えば、愛犬が嬉しそうにこちらに駆け寄ってくる!そんな理想のイメージを
 実現したいものです。
 もう一つ、愛犬がせっかくとった望ましい行動を即座にマークするため、“そう!それで
 いいよ!”という『褒め言葉』を確実な形で定着させたいものです。
 この二つの言葉を学習させることは、後に触れる様々なお困り行動解決に役立てることが
 できるので、是非とも覚えさせたいものです。
〈ベーストレーニング〉
イ:名前を呼び、即座にオヤツを食べさせる!
ロ:褒め言葉(ここでは「イイコ」を使います)の後、即座にオヤツを食べさせる!
 たったこれだけです。
 でも、やり方にはチョット工夫を加えて、より強力に条件付けしていきます。
 (イ)のポイントは、“名前を呼んだら即座”・・・食べるのを待つのではなく、すぐに口の中に
 放り込んじゃうぐらいのイメージで行います。これを5回〜10回!愛犬に考える暇を与えない
 くらいテンポ良く、スピーディーに行ってください。
 (イ)を5回〜10回行ったら、何も言わずしばらく愛犬の様子を伺います。すると・・・
 愛犬が「あれっ?どうしたの?」と言った感じで飼い主を見上げます。その瞬間を捕らえて
 「イイコ」と言ってオヤツ!オヤツを食べさせるポイントは(イ)と同じく、テンポ良く
 スピーディに!です。これも5回〜10回ほど行います。
 この〈ベーストレーニング〉(イ)(ロ)をワンセットにして1日2回。1ヶ月ほど続けること
 で、名前に対する反応・褒め言葉に対する反応を強化していきます。
 〈ベーストレーニング〉の学習ベースは〈古典的条件付け〉です。先行刺激にあたる
 “名前”もしくは“褒め言葉”に“オヤツ”という結果を関連づけて反応を導きます。
 関連づけた結果、『期待・喜び』という情動反応を誘い、最終的には“名前”“褒め言葉”
 のみでドーパミンが放出されるようになると考えています。

 

 いかがでしたか?とても簡単でしょ!

 でも、実はこれが出来るようになるととても便利。是非お試しください。

JUGEMテーマ:いぬのきもち

*前回は、《愛犬の欲求を満たすために必要なこと》をテーマにしました。

 今回は、《愛犬はどのようにしてその行動を学習するのか》をテーマに

 記事を書いていきます。

−3:《愛犬はどのようにしてその行動を学習するのか》
*愛犬が見せる様々な行動!これらは、どのようにして愛犬が身につけていったものなのか?
 それを知ることは、『愛犬のお悩み行動を抑制する』『愛犬の望ましい行動を増やす』ために
 とても重要なことです。
 その理解の第・第・第一歩は【犬は(人も)“不快”を避け“快”に向かう】という大原則。
 その大原則を頭に置いた上で、以下では愛犬がどのように、その行動を学習するのか?
 基本的な仕組みに関して触れていきます
〈三項随伴性〉
*愛犬の行動を分析する際に、広く用いられる方法です。
 「ある刺激に対し、ある行動が引き起こされ、その結果に随伴して行動の強弱が決まる」
   (先行刺激)    (行動)      (行動結果)
 例えば・・・〇曲眞罎妨知らぬ犬に遭遇⇒∨覆┐かる⇒A蠎蠅慮いいなくなる・・・場合
 ,「先行刺激」・△「行動」・が「行動結果」・・・になります。
 この場合、“吠えかかる”という行動の結果“(嫌な)相手がいなくなる”という報酬を得る
 ことになったので、“吠えかかる”という行動に意味が生じ、その行動が増えることになり
 ます。
 お散歩中、他のワンコに吠えかかっている愛犬に対し、「こらっ!ダメでしょ!吠えないの!」
 等々、吠えかかる行動を阻止しようと悪戦苦闘の飼い主をよく見かけます。が・・・これでは
 中々抑制できませんね。
 “三項随伴”の考え方では『行動は結果に随伴します』なので、行動を変えるためには
 『結果に意味を持たせない・結果に報酬を与えない』ことが求められます。
 行動そのものだけに注目しても、うまく抑制できない理由は、こんな感じで理解出来ると
 思います。
〈古典的条件付け〉
*代表的な例は『パブロフの犬』と言われる実験事例です。
 「犬にご飯を与えると唾液が分泌される」・・・という普通のことに・・・「ベルを鳴らしてから
 ご飯を与え続ける」という条件を加えたら・・・「ベルの音を聞いただけで唾液が分泌される
 ようになったという実験結果。
 .戰襪硫察崟莵垰彪磧⇒ご飯をあげ続ける「結果」・・・と・・・
 .戰襪硫察崟莵垰彪磧⇒唾液が分泌「行動」・・・するようになるという研究結果。
 “古典的条件付け”では、『先行刺激』と『結果』を関連づけて『行動』が条件付けられます。
 日常の出来事で例を挙げれば・・・「飼い主がリードを手に取ると、愛犬が興奮し始める」・・・
 これは“飼い主がリードを手に取る”という『先行刺激』に対し“大好きなお散歩に行ける”
 という『結果』を関連づけて“興奮”という『行動』が条件付けられた代表的な【古典的
 条件付け】事例です。
〈オペラント条件付け〉
*バラス・スキナーやエドワード・ソーンダイク等の研究者が導き出した学習理論で、
 「自発的な行動の後に報酬、もしくは罰を与えることによって、その直前の行動頻度が高く
 なる、もしくは低くなる現象のこと」です。
 先の“古典的条件付け”では、『行動の前の出来事(先行刺激)と結果を』関連づけました
 が、この“オペラント条件付け”は『今の行動を行動後の結果』に関連づけて学習が進んで
 行きます。
 .スワリの合図「先行刺激」⇒▲スワリする「行動」⇒報酬が得られる「行動結果」
 上の例では・・・飼い主のオスワリという合図(先行刺激)に対しオスワリの『行動』を取ったら
 報酬という『良い結果』が伴ったのでオスワリの『出現頻度が上がる』という理屈です。
行動の結果⇒良いことが起きた(増えた)⇒行動の出現頻度が上がる⇒【正の強化】
行動の結果⇒良いことが無くなった(減った)⇒行動の出現頻度が下がる⇒【負の弱化】
行動の結果⇒嫌なことが起きた(増えた)⇒行動の出現頻度が下がる⇒【正の弱化】
行動の結果⇒嫌なことが無くなった(減った)⇒行動の出現頻度が上がる⇒【負の強化】

 文字面を見るだけではわかりにくいので、トレーニング実践の中で、更に触れていきます。

 

*これまでは、考え方について書いてきました。

 次回からは、実践のトレーニングで使う方法等に関して触れていきます。

 

JUGEMテーマ:いぬのきもち

*愛犬の【お困り行動がどのように作られていくのか】という項目の中から

 大切なことを少し掘り下げて考えています。

 前回は《社会化》に関してでしたが、今回は《愛犬の欲求を満たすために

 必要な事》をテーマにお話しします。

雨の日だって「お散歩は楽しい!」のだ!

レインコートを着て、元気に行ってきま〜す!

 

−2:《愛犬の欲求を満たすために必要な事》
*愛犬のお困り行動に頭を痛め、それをなんとかしたい!と考える場合、修正に向けた出発点は
 『愛犬の生活環境が正しく整えられているか』『愛犬の犬としての欲求が満たされているか?』
 を考えます。 
 人間だって、生活環境が悪く、欲求を満たされなければストレスを溜めて、おかしな行動を
 とってしまうかも知れません。愛犬にも同じことが言えるんです。
〈人も犬も社会的な生き物〉
*人も犬も“群れを作って生活する”生き物です。なので、長時間一人ぼっちで過ごすことには
 不安を感じてしまいます。家庭の事情があり、愛犬に長時間の留守番をさせなければならない
 ことはあると思いますが、せめて一緒にいられる時間は、群れとして共に過ごせるような
 環境を作ってあげたいものです。
〈情報を得るために・・・人は視覚・犬は嗅覚が最も大切な器官〉
*犬種や、研究報告によって様々な数字が報告されていますが、犬の嗅覚は人の何万倍!何百
 万倍!も優れていると言われます。
 人が情報を得る場合、視覚による情報が最も優先されますが、犬の場合は嗅覚!そして聴覚!
 最後に視覚!の順番。
 お散歩などで外に出ると、様々な匂いの刺激が愛犬の好奇心をかき立てます。匂いを嗅げない
 ことは愛犬を不安傾向に育ててしまいます。できるだけ多くの機会を与え、匂いを嗅ぐことで
 情報を集めさせ、ストレスを発散させてあげましょう。
〈何だこれ?・・・人は目と手で・犬は鼻と口で確かめようとします〉
*何かに興味を持つと、人は目で見て、手で触って確認しようとします。が、犬はそれを鼻と
 口で行います。「何だこれは?〜クンクン!カジカジ!」「面白そうだな!クンクン!カジ
 カジ!」・・・特に好奇心が強い若犬時代には、そんな被害に遭う“家具や靴”を多く目にする
 ことでしょう。
 興味を持ったものに対し、口で確認する行為は、犬として正常です。正常な行為を禁止する
 ことは酷なことなので“噛んで良いもの・悪い物”を教える事、“愛犬に噛まれては困る・
 危険なものは愛犬の行動範囲から排除する”等の環境を整備することが必要です。
 それでも、仔犬から迎える場合は・・・「テーブルの脚やソファーの脚がガジガジになる」程度の
 覚悟や寛容さを持つことが大切ですね。
〈犬が吠えるのには訳がある〉
*犬はテリトリー意識が強いので、自分のテリトリーに不審な気配を感じたら警戒して吠え
 ます。更に、テリトリーに不審者を見れば吠えます。・・・これ当たり前の行動です。
 また、自分の望みを伝えたい(食べ物をねだる等)時の要求吠えもあれば、恐怖の対象を
 追い払う目的でも吠えます。家族の帰宅で嬉しくて吠えちゃう場合もあれば、寂しくて
 吠えちゃう場合も・・・社会化が不足して、特別に警戒心が強くなった犬は、僅かな刺激に
 対しても過剰に反応して吠える!・・・あまりにもその機会が多く、吠えることが習慣化して
 しまう場合もあります。
 なので、『全ての吠えること=ダメ』ではありませんね。人間社会で安心して安全に生活
 していくために「この場面は吠える所じゃあ無いよ!」と教えたり、「もう大丈夫!吠える
 のを止めて」と言ったら吠え止んだり、僅かな刺激に対する過剰反応が見られれば、刺激に
 慣れるトレーニングをしたり・・・そんな方法でお互いのストレスを緩和していきましょう。
〈運動欲求は十分に満たしてあげる〉
*「犬は狭いところが落ち着いて安心していられる」・・・犬の巣穴をイメージして言われる
 このことは、正しいのですが、解釈を間違えている人がたくさんいます。
 正しく理解してもらうためには「犬は自ら落ち着きたい時に、狭い場所に居場所を求める」
 くらいの表現が良いかな?と思います。
 要するに、狭い場所に“閉じ込められる”ことと、“自らその場所に居る”ことの違いです。
 狭いケージの中に長時間閉じ込められていれば、「出してくれ〜」と吠えたり、ケージから
 出した瞬間に激しく興奮したり、飼い主から見る“お困り行動”に繋がることは明白です。
 犬は(人も)とても社会性の高い生き物です。できるだけ仲間である家族との生活スペースを
 共有すること、何らかの理由で無理な場合でも、行動の自由が確保できるスペースで生活
 させることが必要です。
 そして、もっと重要なことは“お互いが楽しめる十分な量のお散歩”時にはオモチャを使って
 一緒に遊んだり、頭を使うトレーニングも適度な疲労感を誘います。
 お散歩で歩く・走る!遊ぶ!頭を使う!・・・運動欲求が満たされ、ご飯を食べてお腹が一杯に
 なったら・・・後は寝るだけ!愛犬を室内で穏やかに過ごさせる秘訣は、こんな所にあるんです。

 

*いかがでしたか?次回は《愛犬はどのようにしてその行動を学習するのか》?

 について考えて行きます。

 お楽しみに!

JUGEMテーマ:いぬのきもち

*今回からは、【お困り行動がどうやって作られていくのか】という中から

 大切なことを掘り下げていきます。

 その第一弾は『社会化』に関してです。

愛犬を迎えたら、まずは【社会化トレーニング】

飼い主と愛犬!共に笑顔で生活するための必須要件です

 

:【大切なことを少し掘り下げて考えてみよう】
−1:《『社会化期』は、愛犬の成長にとって最も大切な時期》
*『社会化期』とは・・・世の中に存在する様々な事柄を受け入れていく時期!と言えるでしょう。
 愛犬が人間社会に溢れる様々な事柄に慣れ、受け入れていく期間は生後4週齢〜12週齢頃が
 ピークと言われます。それを過ぎると、初めて見るもの、経験することは“警戒・恐怖”の
 対象となり、慣れ・受け入れることに時間がかかる、もしくは、慣れ・受け入れることが
 難しくなると言われています。
 「仔犬を母犬・兄弟犬から離す時期は、生後8週齢を過ぎた頃が望ましい」と、研究の結果
 から示されています。と言うことは・・・社会化期のピーク期間である4週齢〜8週齢までは
 ブリーダー、もしくはペットショップで過ごすことになり、そこで、どのような経験を
 積めるかが、愛犬の健全な成長の鍵を握ることになります。
 (この一事例を考えるだけで、悪質なブリーダー・質の悪いショップの罪が垣間見れます)
 良質なブリーダー・程度の良いショップから愛犬を譲り受けたとして、その愛犬の有効な
 社会化期間は残り4週間!どんなことに注意して過ごせば良いのでしょうか?
 大きな枠で言えば「飼い主の生活圏内で遭遇する全て(多くの事柄)をポジティブに経験 
 させる」ことです。
 具体的事例では・・・
「老若男女、出来るだけ多くの人と触れ合う場面を作る」
「出来るだけ多くの犬(正常な犬)と触れ合う場面を作る」
「自動車・バイク・自転車・電車等の動きを見せ、音を聞かせる」
「散歩道等、地面の感触・匂いを自分の足で確かめさせる」
「室内で怖がりそうな対象・・・掃除機・ドライヤー等に慣れさせる」
「今後必要になるお手入れに慣れさせる」・・・その他・・・
 大切なのは『ポジティブ(嬉しい・楽しい)』な経験として慣れさせること。
 見知らぬ人から優しく撫でてもらったり、他の犬と楽しく挨拶できたり、自動車を見せながら
 オヤツをあげたり・・・“経験=嬉しい・楽しい”に関連づけることが大切です。
 さて、ここで疑問が出るのは・・・ブリーダー・ショップの店員・獣医師さん等から
 「3回目のワクチンが終了するまで外にださないように」と、注意される場面があることです。
 このようなアドバイス?は、一言で言えば「かなり時代遅れの一方向しか考えていない」発言
 と言えます(だいぶ少なくはなってきましたが・・・)。
 犬の認知・行動の研究が進んだ現在、『社会化』は愛犬と飼い主の幸福度を高める観点から
 最も大切なことの一つです。残念なことに、日本の動物福祉は欧州等の動物福祉先進国に
 比べ大きく遅れており、『社会化不足』が原因と考えられる“警戒心が異常に強く
 怖がりな犬達”が氾濫しています。
 街中でよく見かける「他の犬に吠えかかる犬」「家族以外の人に吠えかかる犬」等は、その
 典型であり、『社会化不足』に加え『間違った学習』が、その行動を引き起こさせています。
 動物行動診療科認定医である、奥田順之さんの著書『犬の咬みグセ解決塾』の一文に
 「ワクチンで防げるウイルス病に関しては、ウイルスを保有している感染した犬との接触が
 なければ、感染することはありません」と、あります。
 それでも、心配ならば、抱っこしてでも構わないので、出来るだけ早く・多くの『社会化』
 経験を積ませることをお奨めします。
 『社会化』を考える最後に、奥田順之さんの同著から、とても分りやすい例えが示されている
 ので紹介します。
 「犬の成長をパソコンに置換えると、社会化期まではパソコンの本体となるハードウェアが
 作られる時期で、基本性能が決定されます・・・ ・・・ ・・・重要なことは犬のハードウェアは
 生後12週齢頃までにほぼ形作られ、その後は取り替え不可能ということです」
 私達トレーナーが、パピートレーニング以外でお手伝いできるのは、出来上がったハード
 ウェアに、ソフトウェアをインストールする程度です。それほどまでに愛犬の『社会化』は

 重要な意味を持つのです。

 

 

 

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*今回のテーマは、【愛犬のお困り行動】が作られる原因に光りを当てました。

 まずは概要部分ですが、大枠を理解してみましょう。

雨ばっかりだからお散歩行きたくな〜い!

ご不満があると、いつもこんな行動で

意思表示します。

 

◆А攬Ωい“お困り行動”は、どうやって作られていくのか?】
◆1:《母犬(母体)の生活環境が劣悪》
*いわゆる“パピーミル”的な環境では、仔犬の母体となる母犬が異常なストレスを受け続けて
 います。異常なストレスを受け続けることによって分泌される異常な量のストレスホルモンが
 お腹の中にいる仔犬に影響を与えてしまいます。
 そんな環境で生まれる子犬は『ストレス耐性が低くなる』研究結果も出ています。
◆2:《母犬・兄弟犬と離れる時期が早すぎる》
*「犬は犬によって犬として育てられる」・・・当たり前のことですが、犬としての基本的な
 ありようは、犬から学びます。なので、その学習期間が短すぎれば、犬同士の会話術である
 ボディランゲージの習得が未熟だったり、うまく遊べない(甘噛みが非常に痛い・すぐに
 激しく興奮する)等のお悩みを抱えます。
 日本でもやっと『8週齢規制』が適用されるようになりました(不十分ですが)。
◆3:《社会化が不十分》
*社会化のピークは、生後4週齢〜12週齢程度と言われます(社会化の詳細に関しては別項目で
 紹介します)。16週齢を過ぎると、社会化の窓が閉じ始め、新しいことに慣れるのが難しく
 なってきます。
 「うちの子は怖がりで・・・」なんてことは、ここから始まっているんです。
◆4:《犬の欲求を正しく理解出来ず、それを満たすことができていない》
*人と犬は異なる生き物です。なので、その欲求にも異なる部分があります。
 それを正しく理解し、出来うる範囲で欲求を満たす工夫が出来ていないと、愛犬に過度な
 ストレスがかかり、それに起因する『お困り行動』に発展してしまう恐れがあります。
◆5:《様々な学習の結果から生じるお困り行動》
*飼い主が抱える“お困り行動”の中には、飼い主の振るまい・行動を参考にして愛犬が
 良いことも悪いことも学習してしまうことが多くあります。そのような学習方法を
 【社会的学習】と呼び、結構多くのお悩み行動がそこから生まれています。
 愛犬の“お困り行動”を分析〜修正へと向けて取り組んでいく場合【三項随伴性】という
 考え方を用いて行動の仕組みを分析し、【古典的条件付け】【オペラント条件付け】という
 学習理論を駆使しながら修正していきます。

 

いかがでしたか?次回は、これらの中から重要な部分を掘り下げて報告していきます。

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*さて、前回からお伝えを始めた、私自身の『学びと経験』

 今回は【理想とする飼い主と愛犬の関係】を整理したものです。

名前を呼ばれただけでこの笑顔!なんとも幸せな

3ポメさん達です

 

 А斃想とする飼い主と愛犬との関係】
 1:《『支配性理論』『α理論』『権勢症候群』なるものは、全く必要無し》
*これらは、人間に捕獲され不自然な環境下で生活する狼の動向を観察して作られたモデル
 です。自然界で生息する狼の群れは、主に血縁関係で結ばれており、競争では無く協調・
 協力の関係にあることが認められています。
 故に、威圧・体罰・暴力等で、愛犬を従わせる発想は間違っており、必要なのは、親と子・
 先生と生徒のような、安心・信頼に基づく関係作りです。
 2:《飼い主に求められる振る舞い》
*愛犬の洞察力はとても優れており、特に飼い主の振るまい方一つに大きな影響を受けます。
 飼い主の振る舞いが『堂々としており、落ち着いて、包容力を感じる』ことが出来れば、
 落ち着きのある愛犬に育ちやすくなります。逆に『不安そうな素振り、感情的な振る舞い』が
 多く見られる飼い主は、愛犬に不安を与え、落ち着きの無い愛犬に育ててしまう傾向が
 あります。
 これは愛犬が見せる様々なお困り行動(飼い主から見て)を修正しよう!という時にとても
 大切な要素になります。愛犬に偽りは通用しません。日頃から落ち着いた態度で愛犬に
 向き合いたいものです。
 3:《飼い主の最も大切な役割は、『愛犬をリードし導く』こと》
*犬は人間と異なる生き物です。初めて人間の家庭に迎入れられた愛犬は・・・例えるなら・・・
 「言葉も通じない!風習も全く違う!外国に、一人ぼっちで放り出されたようなもの」です。
 そんな愛犬に対し、飼い主は『人間社会で安心して安全に生活が出来るようにルールを
 教える』ことが求められます。
 愛犬にルールを教え、リードし導く存在!・・・そんな意味では“リーダー”と言えます。
 4:《飼い主に求められる『コーチングスキル』》
*ルールを教え、リードし導いていくためには、相手(犬本来の性質に加え、愛犬の個性)を
 正しく理解し、正しい方法で分りやすく伝える必要があります。
 また、相手の成長(変化)をポジティブに捉えるように心がけましょう。
 「出来ていない部分を悔いる」のではなく「出来るようになったことを一緒に喜ぶ」
 そんなスタンスで、愛犬のやる気をうまく引き出せるようにしたいものです。
 5:《目指すべき関係は『協力・協調』をベースにした信頼関係》
*愛犬に『人間社会で安心して安全に生活が出来るようにルールを教える』ことは、時に
 愛犬に我慢を強いることになります。『飼い主が愛犬に、協力してくれていることを感謝する
 ことで、愛犬が協力することを喜びに感じるようになる』そんな関係を目指したいもの
 です。
 飼い主と愛犬との関係は、単純な“主・従”ではありません。お互いが幸せを感じられる
 『協力・協調をベースにした信頼関係』が目指すべきものです。

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*久々のブログ投稿です。実は・・・トレーニングの需要が高まってきた

 ことに加え、一念発起!これまでの学び・経験の整理を進めていたら

 うまく時間が取れなくて・・・

 

 だいぶ整理したものが進んできたので、それをここでご紹介してみようと

 思います。

 

 記念すべき第一回は、【はじめに】と題し、今の思いを述べてみます。

「あたい達は、飼い主より上に立とうなんて思っていません!

 一緒に楽しく、安心して生活ができたら・・・それだけで幸せです。」

 

【はじめに】
 〜愛犬の一生を通して〜《飼い主と愛犬が笑顔で生活を送るために》
 これが自分のトレーニングコンセプトです。
*愛犬を迎えることで笑顔溢れる生活に!・・・そんな夢を抱いて、家族と愛犬との生活が始まり
 ました。人とは違う習性を持つ犬という生き物・・・その習性に翻弄され、幸福感・笑いと同時に
 思い通りに行かない苛立ちと、時には怒りも・・・様々な感情が入り交じった生活が続きます。
 そこで一念発起!「愛犬をしっかりと“しつけ”ねば!」・・・多くのしつけ本やネット情報を
 かき集め、自分なりの“しつけ教室”がスタートします。
 ところが、多数在る情報の中には「犬は主従関係が大切」とか「褒めて伸ばす」とか・・・
 ある意味相反する情報が氾濫しています。多くのしつけ本やネット情報は玉石混淆!
 「これは是非参考にしたい!」と思う内容もあれば、「そんなことを続けたら犬の精神が
 壊れちゃう」といったメチャクチャな情報も溢れています。
 飼い主の考え方により、求めるしつけ方法は異なることでしょう。
 それでも犬は、考えることも出来るし、嬉しいと思う。怖いと感じることもあれば、嫌だと
 主張することも出来る。飼い主の(大好きな)帰宅に胸を躍らせたり、飼い主の悲しみを
 察知し「いつもと違うぞ」と感じることも出来る。人と犬!種の違いからお互いの利害が
 ぶつかることもあります。
 そんなことを全部ひっくるめて《飼い主と愛犬が笑顔で生活できる》方法を考えていきたい!
 それが自分のトレーナーとしてたどり着いた方向性です。
 愛犬の行動に悩んだり困ったり・・・そんな時に“ドッグトレーニング”という言葉が思い浮かぶ
 のかも知れません。でももっと大切なのは「うちの子(愛犬)は幸せなのか?」ということ
 だと思うのです。極端な話し『オスワリ』や『フセ』が上手に出来るかどうか?なんて
 どうでも良いんです。《信頼できる飼い主の元で穏やかに楽しく愛犬が生活出来ること》
 それを実現するためには、“犬そのもの”と“愛犬”を知ることがスタート地点です。
 正しいスタート地点に立つために、犬の勉強を積んできたドッグトレーナーに力を借りる!
 そんな選択があっても良いのではないでしょうか?
 トレーニングの依頼を受ければ、もちろん飼い主が困っている愛犬の行動を“望ましい行動に
 置換えていく”ことは進めていきますが、それは“飼い主と一緒に”です。
 “困っている行動”を“望ましい行動”に置換えていくことは、あくまでもゴールに向かう
 ためのツールの一つでしかありません。その手段を飼い主が学ぶことで、愛犬への正しい
 向き合い方を習得し、愛犬の一生を通して生かしていく。そう!愛犬が笑顔で虹の橋を渡る!
 そこがゴールです(悲しいけど避けられない現実)。
 愛犬が笑顔で!・・・そのためには飼い主も心からの笑顔で無くてはいけません。
 ドッグトレーニングは、そのために活用されるべきです。
 「愛犬を迎えたらまずはトレーニング!」・・・飼い主と愛犬の笑顔のために・・・
 そんなことが一般的になれば良いのにな〜・・・そんな願いで、この仕事を行っています。