今回も・・・まさか?の咬傷犬『モカちゃん』の案件から・・・

 

どこからどう見ても咬傷犬とは思えない『モカちゃん』

でしたが、飼い主様のお話を聞いているうちに・・・

「ハア〜!ナルホド!その辺に原因がありそうだ!」という

ことが分かってきました。

 

『モカちゃん』は、生後2ヶ月弱で、飼い主様の元に

やってきました。親兄弟と離れる時期がチョット早いかな〜と

いった感じですが・・・その後に大きな問題が・・・

あっ!ちなみに『モカちゃん』は、当時5歳の女の子です。

 

仔犬にしては元気が無く、突然倒れてしまったり・・・

心配になった飼い主様は当然動物病院へ・・・

原因がハッキリせず、何件か病院を代りながら最終的に

〈門脈シャント〉であることが分かりました。

また〈てんかん〉も持っていることが明らかに・・・

そうなんだ〜!『モカちゃん』には

そんなつらい経験があったんだね〜

 

門脈シャントの治療は手術が必要です。

生を受けて、まだ数ヶ月なのに、飼い主様の元を離れ、手術・入院・・・

『モカちゃん』は、どんなに恐かってでしょう!

 

そうです!『モカちゃん』にとって、とても大切な社会化期。

この時期に学んだことは・・・痛くて・怖くて・寂しくて・・・

おまけに、てんかんも抱えているので、薬の服用も欠かせません。

おかげで『モカちゃん』は、食べ物のチェックがとても厳しい子に・・・

 

門脈シャント・てんかんの類いは、先天的な病ですね。

飼い主様が悪いわけではありません。ましてや『モカちゃん』には

何の罪もありません。

なのに、社会化期に強烈な恐怖体験を積んでしまった『モカちゃん』は

退院後、チョットした刺激に過剰反応を示すようになったそうです。

 

怖い事から自分の身を必死に守ろうとする『モカちゃん』!

それは、飼い主様から見れば、威嚇行動・・・そして実際の咬傷行為です。

想像以上の咬傷行為には、てんかんも影響しているかも知れません。

 

飼い主様ご一家は、防衛のため・・・暴力的な行為も振るってしまった

そうです。それでも『モカちゃん』の咬傷行為は止まりません(当然ですが・・・)。

『モカちゃん』対『飼い主様ご家族』のバトルは果てしなく続きます・・・

 

そして、いつの間にやら・・・『モカちゃん』は、飼い主様にとって・・・

怖い存在に・・・

「普通のワンちゃんと同じように、撫でたり・抱っこしたり・・・

そんな・・・普通の・・・愛犬との生活が送りたいです!」

飼い主様からのメールには、そう書かれていました。

あ〜それにひきかえ、あんた達ときたら!

ヒーターの前で仲良くお昼寝ですか?

こんな季節に抜け毛?ヒーターのせいでしょ!

かーちゃんの怒り心頭!ガムテープで

ハナちゃんの毛をむしってます。

 

原因は分かりました!

長期戦になるかも知れませんが、飼い主様・『モカちゃん』共々

笑顔の生活が送れるように頑張りましょう!

 

次回からは、具体的なトレーニング風景のご紹介です。

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