JUGEMテーマ:いぬのきもち

*愛犬の【お困り行動がどのように作られていくのか】という項目の中から

 大切なことを少し掘り下げて考えています。

 前回は《社会化》に関してでしたが、今回は《愛犬の欲求を満たすために

 必要な事》をテーマにお話しします。

雨の日だって「お散歩は楽しい!」のだ!

レインコートを着て、元気に行ってきま〜す!

 

−2:《愛犬の欲求を満たすために必要な事》
*愛犬のお困り行動に頭を痛め、それをなんとかしたい!と考える場合、修正に向けた出発点は
 『愛犬の生活環境が正しく整えられているか』『愛犬の犬としての欲求が満たされているか?』
 を考えます。 
 人間だって、生活環境が悪く、欲求を満たされなければストレスを溜めて、おかしな行動を
 とってしまうかも知れません。愛犬にも同じことが言えるんです。
〈人も犬も社会的な生き物〉
*人も犬も“群れを作って生活する”生き物です。なので、長時間一人ぼっちで過ごすことには
 不安を感じてしまいます。家庭の事情があり、愛犬に長時間の留守番をさせなければならない
 ことはあると思いますが、せめて一緒にいられる時間は、群れとして共に過ごせるような
 環境を作ってあげたいものです。
〈情報を得るために・・・人は視覚・犬は嗅覚が最も大切な器官〉
*犬種や、研究報告によって様々な数字が報告されていますが、犬の嗅覚は人の何万倍!何百
 万倍!も優れていると言われます。
 人が情報を得る場合、視覚による情報が最も優先されますが、犬の場合は嗅覚!そして聴覚!
 最後に視覚!の順番。
 お散歩などで外に出ると、様々な匂いの刺激が愛犬の好奇心をかき立てます。匂いを嗅げない
 ことは愛犬を不安傾向に育ててしまいます。できるだけ多くの機会を与え、匂いを嗅ぐことで
 情報を集めさせ、ストレスを発散させてあげましょう。
〈何だこれ?・・・人は目と手で・犬は鼻と口で確かめようとします〉
*何かに興味を持つと、人は目で見て、手で触って確認しようとします。が、犬はそれを鼻と
 口で行います。「何だこれは?〜クンクン!カジカジ!」「面白そうだな!クンクン!カジ
 カジ!」・・・特に好奇心が強い若犬時代には、そんな被害に遭う“家具や靴”を多く目にする
 ことでしょう。
 興味を持ったものに対し、口で確認する行為は、犬として正常です。正常な行為を禁止する
 ことは酷なことなので“噛んで良いもの・悪い物”を教える事、“愛犬に噛まれては困る・
 危険なものは愛犬の行動範囲から排除する”等の環境を整備することが必要です。
 それでも、仔犬から迎える場合は・・・「テーブルの脚やソファーの脚がガジガジになる」程度の
 覚悟や寛容さを持つことが大切ですね。
〈犬が吠えるのには訳がある〉
*犬はテリトリー意識が強いので、自分のテリトリーに不審な気配を感じたら警戒して吠え
 ます。更に、テリトリーに不審者を見れば吠えます。・・・これ当たり前の行動です。
 また、自分の望みを伝えたい(食べ物をねだる等)時の要求吠えもあれば、恐怖の対象を
 追い払う目的でも吠えます。家族の帰宅で嬉しくて吠えちゃう場合もあれば、寂しくて
 吠えちゃう場合も・・・社会化が不足して、特別に警戒心が強くなった犬は、僅かな刺激に
 対しても過剰に反応して吠える!・・・あまりにもその機会が多く、吠えることが習慣化して
 しまう場合もあります。
 なので、『全ての吠えること=ダメ』ではありませんね。人間社会で安心して安全に生活
 していくために「この場面は吠える所じゃあ無いよ!」と教えたり、「もう大丈夫!吠える
 のを止めて」と言ったら吠え止んだり、僅かな刺激に対する過剰反応が見られれば、刺激に
 慣れるトレーニングをしたり・・・そんな方法でお互いのストレスを緩和していきましょう。
〈運動欲求は十分に満たしてあげる〉
*「犬は狭いところが落ち着いて安心していられる」・・・犬の巣穴をイメージして言われる
 このことは、正しいのですが、解釈を間違えている人がたくさんいます。
 正しく理解してもらうためには「犬は自ら落ち着きたい時に、狭い場所に居場所を求める」
 くらいの表現が良いかな?と思います。
 要するに、狭い場所に“閉じ込められる”ことと、“自らその場所に居る”ことの違いです。
 狭いケージの中に長時間閉じ込められていれば、「出してくれ〜」と吠えたり、ケージから
 出した瞬間に激しく興奮したり、飼い主から見る“お困り行動”に繋がることは明白です。
 犬は(人も)とても社会性の高い生き物です。できるだけ仲間である家族との生活スペースを
 共有すること、何らかの理由で無理な場合でも、行動の自由が確保できるスペースで生活
 させることが必要です。
 そして、もっと重要なことは“お互いが楽しめる十分な量のお散歩”時にはオモチャを使って
 一緒に遊んだり、頭を使うトレーニングも適度な疲労感を誘います。
 お散歩で歩く・走る!遊ぶ!頭を使う!・・・運動欲求が満たされ、ご飯を食べてお腹が一杯に
 なったら・・・後は寝るだけ!愛犬を室内で穏やかに過ごさせる秘訣は、こんな所にあるんです。

 

*いかがでしたか?次回は《愛犬はどのようにしてその行動を学習するのか》?

 について考えて行きます。

 お楽しみに!

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