JUGEMテーマ:いぬのきもち

*前回は、《愛犬の欲求を満たすために必要なこと》をテーマにしました。

 今回は、《愛犬はどのようにしてその行動を学習するのか》をテーマに

 記事を書いていきます。

−3:《愛犬はどのようにしてその行動を学習するのか》
*愛犬が見せる様々な行動!これらは、どのようにして愛犬が身につけていったものなのか?
 それを知ることは、『愛犬のお悩み行動を抑制する』『愛犬の望ましい行動を増やす』ために
 とても重要なことです。
 その理解の第・第・第一歩は【犬は(人も)“不快”を避け“快”に向かう】という大原則。
 その大原則を頭に置いた上で、以下では愛犬がどのように、その行動を学習するのか?
 基本的な仕組みに関して触れていきます
〈三項随伴性〉
*愛犬の行動を分析する際に、広く用いられる方法です。
 「ある刺激に対し、ある行動が引き起こされ、その結果に随伴して行動の強弱が決まる」
   (先行刺激)    (行動)      (行動結果)
 例えば・・・〇曲眞罎妨知らぬ犬に遭遇⇒∨覆┐かる⇒A蠎蠅慮いいなくなる・・・場合
 ,「先行刺激」・△「行動」・が「行動結果」・・・になります。
 この場合、“吠えかかる”という行動の結果“(嫌な)相手がいなくなる”という報酬を得る
 ことになったので、“吠えかかる”という行動に意味が生じ、その行動が増えることになり
 ます。
 お散歩中、他のワンコに吠えかかっている愛犬に対し、「こらっ!ダメでしょ!吠えないの!」
 等々、吠えかかる行動を阻止しようと悪戦苦闘の飼い主をよく見かけます。が・・・これでは
 中々抑制できませんね。
 “三項随伴”の考え方では『行動は結果に随伴します』なので、行動を変えるためには
 『結果に意味を持たせない・結果に報酬を与えない』ことが求められます。
 行動そのものだけに注目しても、うまく抑制できない理由は、こんな感じで理解出来ると
 思います。
〈古典的条件付け〉
*代表的な例は『パブロフの犬』と言われる実験事例です。
 「犬にご飯を与えると唾液が分泌される」・・・という普通のことに・・・「ベルを鳴らしてから
 ご飯を与え続ける」という条件を加えたら・・・「ベルの音を聞いただけで唾液が分泌される
 ようになったという実験結果。
 .戰襪硫察崟莵垰彪磧⇒ご飯をあげ続ける「結果」・・・と・・・
 .戰襪硫察崟莵垰彪磧⇒唾液が分泌「行動」・・・するようになるという研究結果。
 “古典的条件付け”では、『先行刺激』と『結果』を関連づけて『行動』が条件付けられます。
 日常の出来事で例を挙げれば・・・「飼い主がリードを手に取ると、愛犬が興奮し始める」・・・
 これは“飼い主がリードを手に取る”という『先行刺激』に対し“大好きなお散歩に行ける”
 という『結果』を関連づけて“興奮”という『行動』が条件付けられた代表的な【古典的
 条件付け】事例です。
〈オペラント条件付け〉
*バラス・スキナーやエドワード・ソーンダイク等の研究者が導き出した学習理論で、
 「自発的な行動の後に報酬、もしくは罰を与えることによって、その直前の行動頻度が高く
 なる、もしくは低くなる現象のこと」です。
 先の“古典的条件付け”では、『行動の前の出来事(先行刺激)と結果を』関連づけました
 が、この“オペラント条件付け”は『今の行動を行動後の結果』に関連づけて学習が進んで
 行きます。
 .スワリの合図「先行刺激」⇒▲スワリする「行動」⇒報酬が得られる「行動結果」
 上の例では・・・飼い主のオスワリという合図(先行刺激)に対しオスワリの『行動』を取ったら
 報酬という『良い結果』が伴ったのでオスワリの『出現頻度が上がる』という理屈です。
行動の結果⇒良いことが起きた(増えた)⇒行動の出現頻度が上がる⇒【正の強化】
行動の結果⇒良いことが無くなった(減った)⇒行動の出現頻度が下がる⇒【負の弱化】
行動の結果⇒嫌なことが起きた(増えた)⇒行動の出現頻度が下がる⇒【正の弱化】
行動の結果⇒嫌なことが無くなった(減った)⇒行動の出現頻度が上がる⇒【負の強化】

 文字面を見るだけではわかりにくいので、トレーニング実践の中で、更に触れていきます。

 

*これまでは、考え方について書いてきました。

 次回からは、実践のトレーニングで使う方法等に関して触れていきます。

 

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