JUGEMテーマ:いぬのきもち

*前回までは《パピートレーニング》のうち《トイレトレーニング》

 に関して触れていきました。

 今回からは、《パピートレーニング》の中でも、とても多くの

 お悩みである《甘噛み》に関して触れていきます。

「とーちゃん!ソファーに乗っても良いですか?」

テーブルの下からのぞき込んで許可を得ようとする

『柴犬ハナ』・・・もちろん「イイヨ〜」の合図で

一緒のスペースを共有しました。

 

ァ2:《甘噛みへの対応》
*犬が“噛む”という行為に及ぶのには、幾つかの動機があります。
 パピー時代によく見られる“遊び目的”の噛み行動と、警戒・恐怖心に基づく“防衛目的”の
 噛み行動。また、本能に内在する“狩猟目的”の噛み行動は、それぞれの動機を見極めた上で
 対応策を考えていく必要があります。
 また、パピー時代の“遊び目的”の噛み行動に対しても、「将来的に噛み癖が付いてしまう
 ので、人の手や足に歯を当てさせることは止めさせるべき」と考える人や「噛む力加減を
 学べないと、万が一の時に大きな事故に繋がる可能性があるので、噛み加減の抑制を教える
 べき」と考える人もいます。
 これまでの経験・学びの中から、「噛み行動に関しては、それぞれの動機に合せた対策が必要
 であり、パピー犬の“遊び目的”に対しては、《させない》のではなく《加減の抑制》に
 重きを置いたトレーニングが必要」と考えています。
 (アメリカの著名な獣医師であり動物行動学者である“イアン・ダンバー博士”の著書 他を
 参考にしています)
〈甘噛み(遊び目的)への対応〉
*甘噛みの抑制が効いていない原因は、主に『母犬・兄弟犬と引き離される時期が早すぎた』
 ところにあると思います。要は、兄弟犬との遊びの中で噛む力加減を学べていなかった!
 ということです(上記:【愛犬のお困り行動はどうやって作られていくのか】参照)。
 なので、兄弟犬(母犬)に替わり、飼い主が“噛む力加減を教えていく”ことが必要です。
 
 遊びが大好きなパピー犬と遊びます!・・・口を使い・・・歯が当たる・・・興奮してその力が強く
 なった瞬間に『愛犬に覆い被さるような姿勢をとり、腹の底からできるだけ低い声で“痛い”
 と一喝』・・・素早く立ち上がって愛犬に背を向けてしまいます。
 10〜20秒ほど、そのまま愛犬を無視したら、振り向いて遊びを続けます。大切なのは
 一喝されて“ビックリ!怖い!”まま終わらせるのでは無く、“楽しい”イメージを残して
 終わりにすること。
 この〈甘噛みの対応『噛む力加減を教えていく』〉トレーニングでは【正の弱化】を用いて
 います。【正の弱化】を使ったトレーニング【その行動は間違っているよの合図】でも
 示したように、トレーニングはネガティブで終わらせずに、必ずポジティブな状態にして
 から終わらせることが鉄則。楽しく遊びを再開して、簡単な合図・・・例えば『オスワリ』を
 させて『イイコ!』と褒めてオヤツをあげる・・・【正の強化】で締めくくりましょう。
〈「痛い!」「ダメ!」と言っても改善しないんですけど・・・〉
*《甘噛みの対応》をお話ししていると、ほぼ全ての飼い主様から言われる言葉です。
 その答えは簡単で・・・『単なる迫力不足』です。
 実際にその様子をお見せすると・・・飼い主が驚くだけでなく、愛犬はひっくり返ってビックリ
 することも。
 多く見られる失敗例は、人と話をする常識的な声の大きさ・トーンで注意を促したり、
 声を出すと同時に手を引っ込めたり、手を振ってしまったり・・・最悪なのは「痛い!止めて」 
 と言って逃げ出してしまったり・・・
 どれも、愛犬からすれば“楽しい遊び”=“報酬”になってしまっています。自分(愛犬)が
 とった行動に対して報酬が得られれば・・・【正の強化】になり《痛い甘噛み》という行動は
 強化されてしまいます。
 緊急事態以外では滅多に使わない“罰を加えるトレーニング”では、最初のインパクトと
 愛犬に誤解されない行動が重要です。

 

*いかがでしたか?・・・《甘噛み》の噛み加減抑制に関しては、なんと言っても

 迫力が大切!一度やったら、もう二度とやりたくない方法ですけどね。

 

 次回は、これもお悩み事として多い《異常な興奮》に関して触れていきます。

 お楽しみに!

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